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EMに関する一般的な知識については、インターネット上で多く得られますので、当社は、EM技術を応用する会社としての立場より独自の視点でEMを説明致します。

EM(イーエム)とは

EMは、Effective Microorganismsの頭文字を取った造語です。
EMは、乳酸菌や酵母を中心とした有用な微生物の集合体のことで、一般にEM菌と呼ばれていますが、EM菌群と言ったほうが正しいといえます。
なお、EMという単語は多くの分野で活用されていますので、EMという名前が付いていても必ずしもEM菌とは限りません。

EMの開発者

EMの開発者は比嘉照夫教授です。
EMは1982年に琉球大学農学研究科の比嘉照夫教授によって開発されました。
近年、EMという名前を使用した商品が多く出回っていますが、元は比嘉教授によって開発されたものを独自にアレンジしたり、模倣している例もあります。

基本的な考え方

EMは手段であって、結論ではありません。
EMに過剰な期待を持たれる方もいらっしゃいますが、性能以上の結果がもたらされるわけではありません。EMは正しい使い方をしてこそ効果を発揮しますし、さまざまな技術と組み合わせることで、期待以上の効果が出る場合もあります。

基本的な効果を期待するのであれば、まずは間違った使い方をしないことを心掛ける必要があります。間違った使い方をしてしまえば害はなくても効果は出ません。使い方のポイントは、微生物が効果を出していると思わないことです。EMの作用は物を活かすことであって、EM中の微生物の代謝によって様々な効果が得られています。EM中の乳酸菌が難分解性物質を分解している場合もあるでしょうが、そうでない場合もあるわけです。ですが、結果として良くなるということは、微生物の代謝によって作り出された環境が、難分解性物質を分解できる環境になったということであって、それは必ずしもEMだけの効果とはいえないわけです。ある種の微生物だけで環境が良くなるわけではありませんし、食べ物が腐るわけではありません。この点をご理解頂くだけでも、使い方に大きな違いが出てきます。
30年の歴史があるEMですので、使用方法や考え方もまちまちになりがちですが、効果がある使い方を実践することが大切です。そして、環境によっても使い方も変ってきます。分からないことがある場合は、何を知りたいのかをしっかりと理解した上で、EMを使用して効果を出しているその道のプロに問い合わせることで問題は解決するでしょう。